虫の魅力を発見する
「人と虫とでできること」をテーマに、虫と一緒にできる仕事をしていきます。
虫の魅力を発見して、虫の能力を応用します。そして、新種を発見して発表していきます。
アリの同定・現地調査・学校ビオトープの管理
環境指標としての虫。
虫の名前を調べる。この一見なんてことのないような作業に大きな意味を持たせたのは、 当の虫以外に先達たる学者たちの研究の積み重ねがあります。
この虫の名前はこれだ、この虫の食べ物はこれである、この虫はこんなところに卵を産む、だからこの虫はこの時期にこんなところにいる、といった過去の研究成果である分類と生態の情報が一部の種については完備されています。
昆虫は動物の中でも種類や生態が多様で、植物との結びつきも強く、種ごとに好みの生息環境や出現時期が決まっている傾向が強いのが特徴です。つまり、虫の名前を正確に調べるということは、その種が備えている過去何百年にもわたる様々な自然環境に関する情報が参照可能となる大事なことなのです。
地域の昆虫相は地域の自然環境の質を反映した科学的な資料として、行政の環境保全の指針の一つとしても役立てられます。環境調査を行うにあたっては、そうした環境指標としての虫の特性を常に念頭においた調査、分析のお手伝いをさせていただいております。
学校ビオトープの管理では、ビオトープの維持管理方法だけでなく、生息する虫などの観察をとおして子どもたちはもちろん、親御さんや先生たちにこそビオトープの意義と楽しさを感じていただけるような提案をさせていただきます。
養蜂・自然観察会
環境指標としての虫。
虫の名前を調べる。この一見なんてことのないような作業に大きな意味を持たせたのは、 当の虫以外に先達たる学者たちの研究の積み重ねがあります。
この虫の名前はこれだ、この虫の食べ物はこれである、この虫はこんなところに卵を産む、だからこの虫はこの時期にこんなところにいる、といった過去の研究成果である分類と生態の情報が一部の種については完備されています。
昆虫は動物の中でも種類や生態が多様で、植物との結びつきも強く、種ごとに好みの生息環境や出現時期が決まっている傾向が強いのが特徴です。つまり、虫の名前を正確に調べるということは、その種が備えている過去何百年にもわたる様々な自然環境に関する情報が参照可能となる大事なことなのです。
地域の昆虫相は地域の自然環境の質を反映した科学的な資料として、行政の環境保全の指針の一つとしても役立てられます。環境調査を行うにあたっては、そうした環境指標としての虫の特性を常に念頭においた調査、分析のお手伝いをさせていただいております。
学校ビオトープの管理では、ビオトープの維持管理方法だけでなく、生息する虫などの観察をとおして子どもたちはもちろん、親御さんや先生たちにこそビオトープの意義と楽しさを感じていただけるような提案をさせていただきます。
新種の昆虫の発見と発表
彼らの生き様に触れること。
この地球上には、未だ名前のついていない新種の昆虫がたくさん生息しています。
異国の密林の奥深くはもちろん、あなたやわたしの住む街中にだって新種や新記録の虫* がいます。その場所で悠久の時を生き、独自の姿形に成り果てた小さなものたち。出会う今まで、誰にも発見されることもなく、ひっそりと、そしてしっかりと!生き抜いてきた時環の生き証人。
そんな昆虫たちに出会うと、少し大げさに聞こえるかもしれませんが、地球の歴史と生物進化の神秘をいよいよ感じずにはいられず、胸がギュンって熱くなってしまいます。 そしてそんな虫を、食べるわけでもなければ売るわけでもなく、ただつかまえて感動している自分という生き物にも驚かされます。
わたしはなに?そう、そういう生態の動物なのだ。
そうした、新種を発見することから伝えられる感動を、虫好きではない人にも届 けることができたら最高です。新種を発見して発表していくことは、地元の自然の貴重さを地元の人間から見直す良いきっかけになると考えています。わたしは、野外で虫を見つけるのが得意です。
そして、誰も見たことのない虫が大好きです。その特技と習性を活かして、地元の沖縄を中心に新種の昆虫の発見に挑戦し続けています。
*新種ではないけどその土地で初めて生息が記録された種。